YUJI HIKINO ILLUSTRATION

日常を幻想的に表現する事で気づかされること

Posted on | 2月 20, 2011 | No Comments

re: time of the sky 吉行良平

以前、気になるプロダクトとして紹介していた吉行良平さんの「re: time of the sky」
何と家の近くのスペースで展示しているということで行ってきました。

re: time of the skyとは、ある日の空を24時間観測し、その色をとじこめ、
繊細な色が1秒ごとに変化し、その時間の空の色をうつしだす時計。
いろいろな考えと仕組みの詰まった作品です。

展覧会場に本人も在廊されてて、少しお話しさせてもらい、
作品のコンセプトや制作過程を聞くことでさらに好きになりました。

朝から夜までの空の移り変わりを表現している点も良かったんですが、
一番良いなと思ったのは、ありふれた日常の中に潜む神秘性気づかせてくれた点です。

「誰もが日常で体感している現象の裏に潜むドラマ性」

日常を幻想的に表現することで、普段気にもしていなかった事に焦点が合い、
実はそれが出来るまでには色々なドラマがあるという裏側を認識させてくれます。

きっと「散歩している時の木漏れ日の光」や「部屋の中からみるしんしんとした雨」
とかでも吉行さんが作ることで裏に潜むドラマを心地よく
気づかせてもらえるんじゃないでしょうか。

他の作品もどれも裏側にドラマが詰まってて凄く良かったです。
今後の作品もチェックしていこう。

吉行良平と仕事